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LOCONDO Tokyo――巨大ハイヒールお出迎え、実店舗で認知度向上狙う(HotZone)

[ 2018年5月23日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 靴と衣料品のインターネット通販を手掛けるロコンドは3月、ネット通販ブランド「ロコンド」で初の実店舗「LOCONDO Tokyo」を東京・原宿に開いた。国内の販売権を持つスペインのファッションブランド「MANGO(マンゴ)」など、サイトで扱う国内外の靴や衣料品を販売。ファッションの聖地でサイトの認知度向上につなげている。

 若者向けファッションが集積する原宿の好立地に店はある。同社が運営していたマンゴ原宿店の屋号を変えてリニューアルオープンした。

 ロコンドは2016年11月にマンゴの国内独占販売契約を結び、17年4月に原宿店の運営を継承した。リニューアル後はマンゴの屋号をなくし、主力の通販サイト「LOCONDO・jp」を日本や世界に発信する「戦略旗艦店として位置づけている」(ロコンド)。

 店に入ってまず目に入るのが、全長2・6メートルの大きなオレンジ色のハイヒールだ。これは同社が3月から放映を始めたテレビCMに登場するもの。タレントのデヴィ夫人が中に座った。

 ハイヒールには「OK Snap!」の文字。写真交流サイト(SNS)への投稿を意識して置いた。「インスタ映え」することから、週末ともなれば1日30人近くが写真を撮るといい、SNSでの発信にも貢献している。

 同店の屋号はLOCONDO Tokyoとなったが、扱う商品の6割はマンゴで、残りをロコンドのサイトで販売する靴にしている。「今後、徐々にマンゴ以外のインポートブランドの割合を増やしていく方針」(ロコンド事業開発室の岸あかね氏)という。

 取り扱う商品は約2000点で、レディースの衣料品と靴のほか、一部キッズも扱う。マンゴを除くと、「FABIO RUSCONI(ファビオルスコーニ)」や「PELLICO SUNNY(ペリーコサニー)」など、3万円前後の価格帯の海外人気ブランドが売れ筋という。

 内装にも力を入れる。ロコンドが掲げる「アフォーダブル・ラグジュアリー(手の届くぜいたく品)」を意識した店づくりで、靴を並べる陳列棚にスポットライトを使い高級感を演出するなど細部にもこだわった。

 顧客は20〜50代の女性が中心で、ロコンドのサイトを利用する人たちよりも少し若い。ロコンドの通販サイトを知らない人が訪れるケースも多く、店舗をきっかけにサイトの認知度向上に貢献しているという。

 売り上げは非公表だが「リニューアルオープン後、堅調に推移している」(ロコンド)という。ネット通販が主体の同社だが、店舗事業が好調に推移すれば出店を増やす方針。そのためにもまずは、1号店を軌道に乗せたい考えだ。

(鈴木慶太)

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