日経メッセ > リテールテックJAPAN > ニュース > 全店で労働時間5%削減、MrMaxが運営効率化。

日経の紙面から

全店で労働時間5%削減、MrMaxが運営効率化。

[ 2018年6月10日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 【福岡】ディスカウントストアのMrMaxは店舗運営効率化の取り組みを約60の全店に広げる。福岡市内の店でカゴに商品を入れるなど陳列方法を見直し、追加発注は本社に集約する実証実験に効果があったため、2019年2月期中に専門チームが全店を巡回し、ノウハウを伝える。人手不足に対応し、各店の従業員の総労働時間で平均5%の削減を目指す。

 店舗運営の新たな効率化の実験は昨年5月、福岡市西区の大型店で始めた。具体的にはこれまで大半の商品を陳列棚に並べていたが、カップ麺や菓子などの売れ筋商品はカゴに入れて販売するなどして陳列作業を省略。品切れ商品の追加発注は本社で一括して請け負うシステムを導入し、現場から発注する手間をなくして従業員の負担を減らした。

 販促のための掲示物なども店ごとに作成していたが、本社から配布されたもので統一。作業を簡素化して担当の従業員がいなくても対応できるようにした。これまではパートやアルバイトでも担当者が休みだった場合に作業が滞ることもあったという。

 実験店舗では検証の結果、パートやアルバイトの月ごとの労働時間が前年比4〜7%程度減った。繁忙期でも残業時間が少なくなる効果が大きかったという。時短がコスト抑制につながり、利益改善が見込めると判断し、19年2月期中に全店に展開する。無駄を減らすため社内の専門チームが全店を巡回し、各店の従業員の総労働時間削減を目指す。

 店舗の多い郊外では、人手不足で働き手が集まりにくくなっていることに対応し、時短勤務など柔軟な働き方も積極的に導入する。労働時間の短縮のほか、作業の簡素化で業務の引き継ぎをしやすくすることで対応できるという。給与だけでなく働きやすい環境づくりで人材確保に生かす。

ニュースの最新記事

PAGE TOP