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マツキヨ、「SK―2」、5〜10分で購入、タッチパネルで化粧品選び、まず原宿の店で、時短ニーズ解決、英・中国語も対応。

[ 2018年6月8日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 マツモトキヨシホールディングス(HD)は、常連客の時短ニーズへの対応を強化する。1月にオープンしたJR原宿駅前の店舗に高級化粧品ブランド「SK―II」の商品をタッチパネルで選べる機材を新たに導入。カウンセリングなどを経ないため5〜10分で購入できるという。中国語と英語にも対応しており、インバウンド(訪日外国人)の集客増も見込む。

 マツモトキヨシ原宿駅表参道口店(東京・渋谷)内にこのほど、SK―IIを手軽に購入できるコーナーを新設した。商品説明などをタッチパネル上でみることができ、商品を選択すると刷り出される紙を従業員に渡せば購入できる。現在、12種類のSK―IIの商品を選択でき、日本語のほか、中国語、英語にも対応している。

 マツモトキヨシはSK―IIを都心部などの一部の店舗で取り扱っている。購入する際には美容部員によるカウンセリングで肌の状態などをみてもらった上で、購入する手順を踏んでいる。既に使っていた商品であっても原則、同じ手続きが必要。買い足す場合に「早く買いたい」という需要が高まっており、説明をしながらも時短につながるタッチパネル導入を決めた。

 SK―IIを販売しているP&Gプレステージ(神戸市)によると、同機器の導入は世界で初めて。セルフサービスが基本のドラッグストアの性質上、「来店客が自分で商品を見つけたいというニーズも一定程度ある」(同社)という。両社とも利用客の反応を見極め、広げていくことを検討している。

 マツキヨHDは働く女性の増加に合わせ、時短ニーズへの対応を進めている。17年6月にオープンさせた東京・銀座の新業態店「BeautyU(ビューティー・ユー)」では、美容部員が眉毛や口紅などから1カ所を無料でメーキャップしたり、はがれてきたネイルの付け替えをしたりするのを10分間で完結するサービスを開始。働く女性の仕事帰りや休憩時間の利用を見込んでいる。

 ネットでほしい商品と立ち寄る店舗を選んでおけば、店舗ですぐに受け取れるサービスも約8割の店舗で導入している。マツキヨHDは「買い物自体を楽しめる実店舗の強み」(同社)も追求しながら、時短ニーズもすくい取って集客の底上げにつなげる。

 また、タッチパネルを設置することで訪日客にとっては自国語の文字で商品説明を読めるメリットもあるという。インバウンド需要がけん引して高額化粧品の販売が好調に推移しているだけに、購入しやすい状況を整備し、来店を促す。

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