日経メッセ > リテールテックJAPAN > ニュース > 百貨店5社、軒並み増収、インバウンド消費がけん引、6月。

日経の紙面から

百貨店5社、軒並み増収、インバウンド消費がけん引、6月。

[ 2018年7月4日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 大手百貨店5社が発表した6月の売上高(既存店ベース、速報値)は全社で前年同月を上回った。6月29日に一斉に始まったクリアランスセールの出足が良く、高額品やインバウンド(訪日外国人)消費も引き続き好調だった。6月18日に発生した大阪府北部の地震で一部の店舗の営業に影響があったが補った。

 大丸松坂屋百貨店は5・2%の増収と16カ月連続で前年を上回った。昨年はなかった土曜日がセール期間に含まれ、2・5%の押し上げの効果があったという。訪日客を中心に化粧品、高級品ブランド、高級時計の好調が続き免税売上高は46%の増収。地震の影響は1%あまりの押し下げにとどまったとみている。

 高島屋は4・7%の増収だった。免税売上高は48%増と好調で、大阪店(大阪市)は33%増、京都店(京都市)が75%増、新宿店(東京・渋谷)が60%増だった。セールを昨年より1日早く始めたことも貢献した。

 阪急阪神百貨店は5・8%増と19カ月連続で前年を上回った。地震当日に6店舗を休業し、1週間は消費マインドが低下。売上高を4%程度押し下げたが、月末に回復に転じた。6月1日に移転開業した阪神梅田本店は新規顧客を獲得し、食品を中心に全館で好調。3年ぶりに復活した地下1階の立ち食いコーナー「スナックパーク」などが集客に寄与した。

 三越伊勢丹は12・1%増と13カ月連続でプラス。化粧品や高額品などの免税売上高は40%増えた。そごう・西武は4・9%の増収。免税売上高は4割増と19カ月連続で前年同月を上回った。気温の上昇に伴い婦人や紳士の夏物衣料も売り上げをけん引した。

ニュースの最新記事

PAGE TOP