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弁当注文ネットで楽々、デパ地下、時短需要に応える、大丸東京、スマホで予約・決済、伊勢丹新宿、最短1時間で配達。

[ 2018年7月2日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 百貨店各社が「デパ地下」などで販売する弁当の関連サービスを拡充している。J・フロントリテイリングはスマートフォン(スマホ)で事前に弁当のインターネット予約と決済ができるサービスを始めた。混雑時や旅行時に買い物時間を短縮したい「時短」需要に応える。三越伊勢丹ホールディングスは、ネット注文による弁当の当日宅配を始めた。百貨店の食料品は足元で伸び悩んでおり、利便性向上で新規顧客の開拓につなげる。

 J・フロントリテイリングは、大丸松坂屋百貨店の大丸東京店(東京・千代田)でスマホのネット予約を始めた。アプリ開発のショーケースギグ(東京・港)の技術を導入した。利用者は希望の日時に店頭で即座に弁当を受け取ることが可能になる。

 専用サイトで大丸東京店にある対象21店舗から弁当を選び、当日または翌日の受取日時を指定。クレジットカードを登録することで事前決済が完了でき、地下1階の食品フロアにある専用カウンターで弁当を受け取れる。

 大丸東京店では弁当の販売数が月間30万食に上る。JR東京駅に直結し、「特に夕方には旅行客や出張客で混み合っている」(J・フロント)。キャッシュレスによってレジ業務の簡略化など店舗運営効率を向上させ、中食需要や周辺企業の昼食需要の高まりにも対応したい狙いだ。

 今後は対象店舗を随時拡大しつつ、食品フロア以外や大丸東京店以外にも導入を拡大することを検討していく。

 三越伊勢丹ホールディングスは、伊勢丹新宿本店(東京・新宿)でインターネット注文による弁当の当日宅配を始めた。シンガポールの買い物代行ベンチャー、オネストビーのアプリで注文を受け付ける。配送範囲は都内の一部エリアに限定されるが、商品や配送先の住所を入力すれば、最短1時間以内で届く。

 新宿本店ではこれまでもデパ地下の弁当を宅配していたが、4日前までに電話や店頭での予約が必要だった。

 日本百貨店協会によると、全国百貨店の食料品の売上高は5月まで12カ月連続でマイナスとなっている。品ぞろえだけでなく、顧客サービスの充実といったテコ入れが急務となっている。

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