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個人情報管理、負担軽く、ココカラファイン、店舗のスマホに新アプリ、画像データで送信、客記入の書類廃棄可に。

[ 2018年7月8日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 ココカラファインは顧客情報の管理に伴う店舗の負担を軽くする。8月をめどに、店舗に配備しているスマートフォン(スマホ)型の端末に新たにアプリを導入。利用客がカード会員になる時に記入した書類を画像データとして即座に送信し、書類自体はすぐに廃棄できるようにする。作業を簡素化し、従業員には接客などの業務に労力を振り向ける。

 同社はプリペイド機能付きの「ココカラクラブカード」を発行。入会の際、利用客には氏名や住所、電話番号などを店舗で書類に記入してもらう。記入済みの書類は店舗で保管。週に一度、グループ会社に送付する。

 グループ会社で記入漏れが無いかなどを確認し、委託先の入力業者に送る。また店舗では送付中の紛失などに備え、氏名と連絡先を写して約1カ月間保管している。

 8月上旬からは店舗での保管を原則無くす。書類記入してもらった日の閉店後、書類を端末で読み取り、データを情報の入力業者に直接送信するようにする。原本は送信できた段階で破棄する。個人情報の取り扱いには敏感にならざるを得ず、店舗で保管するには精神的な負荷が重いと判断し、改めることにした。現在、導入に向けてテストを行っている。

 店舗で利用客にタブレット端末などを使って情報を入力してもらう方法もあるが、店舗の従業員が付きっきりにならなければならず、従業員の負担を考慮して見送った。自宅から郵送してもらう手段では利用客からの申し込みが減ってしまうと判断した。

 ココカラクラブカードの利用率は高い。会員数は約700万人で、物販の売上高に占める会員の構成比(17年度)は約75%。プリペイド機能を使った決済構成比は約22%で、年間約600億円に達する。

 カードは利用客のリピートを促せるだけでなく、マーケティングにも欠かせないツールになっている。同社はカード会員の利用店舗や購入品を分析し、会員情報を基に公式アプリを使ってそれぞれに応じた情報を発信し、クーポンも発行している。入会時の従業員の業務を簡素化することで、会員を増やしやすくし、一層の浸透を目指す。

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