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ソフマップ、衣料品も「買います」、リユース事業会社と提携、中古品活況、客層広げる。

[ 2018年7月30日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 家電量販大手ビックカメラ傘下のソフマップは、中古品の買い取りで、受け付ける品目や仕入れルートを広げる。8月1日から一部の店舗で新たに衣料品やバッグなどの買い取りを受け付ける。26日にはスマートフォン(スマホ)で手軽に手続きができるアプリも配信した。フリーマーケット(フリマ)アプリの台頭で中古品市場が広がる中、実店舗とネットの双方から利用客を取り込む。

 衣料品などの買い取りの受け付けでは、中古品リユース事業を展開するベクトル(岡山市、村川智博社長)と提携する。ソフマップの横浜ビブレ店(横浜市)など2店舗でカウンターを設け、利用客が売却したい衣料品、バッグ、財布などを預かる。預かった中古品はベクトルに配送し、ベクトルが査定して買い取りの手続きをする。

 ソフマップはこれまで、買い取る品目をパソコンやカメラ、スマホなどのデジタル家電に限っていた。新たに衣料品などを受け付けることで、今まで取り込めていなかった女性客を店舗に呼び込む。

 併せてベクトルも4店舗でソフマップのシステムを導入し、家電の買い取りを始める。ベクトルは買い取った中古品をソフマップに卸す。ソフマップにとっては仕入れルートが広がり、ベクトルも男性客の獲得につながる利点がある。両社ともサービスを行う店舗は順次拡大する。

 ソフマップは仕入れチャネルの多角化も進める。利用客から中古品の買い取りを受け付けるアプリ「ラクウル」を26日に配信した。アプリから申し込めば、宅配業者が自宅を訪問して回収する。2、3日程度でアプリに査定結果が届き、利用客は売るかどうかを選択する。

 メルカリなどのフリマアプリの普及に伴って消費者の中古品への抵抗感は薄まり、市場は拡大している。買い取りでも競争が激化しており、自宅でも手続きができるという点で、手軽さでは実店舗よりもアプリ側に軍配が上がっていた。ソフマップはこれまでもネットを通じて買い取りを受け付けていたが、「その5〜7倍の中古品がアプリを通じて持ち込まれると見込んでいる」(渡辺武志社長)。

 これまで培ってきた実店舗の強みにも磨きをかける。家電の場合、買い替えのタイミングでそれまで使っていたものを売却するケースが多い。新品を取り扱うビックカメラの店舗4店で、新規購入した利用客を対象に買い取りに使える梱包キットを無料で配布。フリマアプリの個人間売買とは違って、データの消去に専門性がある点を強調して不安を和らげ、利用客を獲得する。

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