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店頭受け取り型ネット通販充実、ローソン「時短」に的、午後3時でもOK、料理キット増。

[ 2018年8月10日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 ローソンは店頭受け取り型のインターネット通販「ローソン フレッシュ ピック」で時短需要を取り込む。食材と調味料をセットにしたミールキットの品ぞろえを広げるほか、店舗で商品を受け取ることができる時間も早めた。同社は8月末で宅配型のネット通販から撤退する。店頭受け取りのサービスを充実し、共働き世帯や働く女性などの利用を促す。

 ローソンは3月、スマートフォン(スマホ)から商品を注文し、注文者の自宅の最寄り店舗などで受け取ることができるサービスを始めた。野菜や肉などの生鮮品や加工食品、ミールキットなどを、最短で当日の夕方に店頭で受け取れる。利用者の6割が女性で、40代前後が多いという。

 フレッシュ ピックの主力品はミールキットで、ローソンではネット通販向けの独自商品として「キッチント」を展開する。3月のスタート時は「旨味が効いた海鮮八宝菜キット」(832円)など2品の販売だったが、注文が好調なため品ぞろえを順次拡大。8月中に計15品に増やす。

 新たに「なすと香味野菜のエスニックチキン炒めキット」(950円)や「豚唐揚げと根菜のピリ辛煮キット」(994円)を発売する。今後、和食や洋食のほか中華や韓国料理などを幅広くそろえ、冬場に向けてはスープや鍋物の商品開発も検討する。

 商品を受け取れる時間も早めた。このほど午後3時以降に商品が店舗に届き次第、受け取りをできるようにした。これまで当日午後6時以降だったが、早めの仕事帰りなどの際でも夕食向けの食材として購入しやすくする。1回当たりの注文も、開始時は1000円以上としていたが500円以上に引き下げた。

 店頭受け取り型のフレッシュ ピックを拡充する一方、宅配型のネット通販「ローソン フレッシュ」は8月末でサービスを終える。配送を委託しているヤマト運輸や日本郵便などが相次ぎ送料を引き上げ、採算に合わないと判断した。

 ローソン フレッシュはローソン本社の売り上げだったが、フレッシュ ピックは商品を引き渡す加盟店の売り上げにしている。サービスを拡充し、店舗への集客につなげていくほか、商品の受け取りと合わせて、店内でのついで買いも見込む。現在、東京都や神奈川県の約250店で展開し、2018年度中に首都圏の約2000店に広げる計画だ。

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