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対メルカリ、鍵は機動力、ブックオフ、買い取りで小型店5倍、都内中心に50店、即出品で販売につなぐ。

[ 2019年2月8日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 ブックオフグループホールディングス(GHD)はCDやゲームソフトなど中古品の買い取りサービスで、面積70〜90平方メートルの小型店を増やす。手薄だった駅前の商店街などでの需要を取り込むため、5年内に現在の約5倍の50店を目指す。買い取ると同時にサイトに登録、販売する仕組みについても、6月をメドに全国約400の直営店に導入する計画だ。

 メルカリに代表されるフリマアプリの台頭で業績が伸び悩む中、ネットとリアル店舗の相互活用を進め、収益源を広げる戦略だ。

 小型店は現在は都内を中心に約10店を展開している。「1カ月の買い取り総額が既存のブックオフの中核店舗に匹敵する1000万円を超えるなど好調に推移する」(堀内康隆社長)店もあるため、出店を増やす。これまで店舗が手薄だった都内の中心部などに買い取りのネットワークを広げる。

 CDやDVD、ゲームソフトを対象に店舗で買い取ると同時に中古書籍通販サイト「ブックオフオンライン」に出品する仕組みも広げる。

 これまでは各店舗が買い取って3〜6カ月後に商品をサイトに登録して販売していた。新しいシステムでは店舗で買い取ると同時にサイト上に「出品予約」といった形で表示されるようになり、全国の直営店に導入する。

 店頭での売れ行きが悪ければ、ネット上で販売するなど機動的な対応ができるようになる。直営店に続きフランチャイズチェーン(FC)にも順次導入する予定だ。

 業界推計によると2016年のリユース市場規模は15年比7%増の1兆8000億円弱。20年には約2兆円に拡大する見込みだ。フリマアプリ「メルカリ」に代表される個人間取引が伸び市場拡大が続いている。

 フリマアプリの攻勢にさらされてきたブックオフGHDだが、足元の業績は回復しつつある。18年4〜9月期連結決算の純利益は4億4100万円の黒字(前年同期は7億1500万円の赤字)。19年3月期通期でも13億円の最終黒字を見込む。

 堀内社長によると、「フリマアプリへの需要が一段落し、店舗の買い取り額も増えている」という。ブックオフGHDは実店舗を持つ強みを生かし、小型店などでリユース需要を開拓。業績改善を目指す。

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