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「YからZ」、再成長狙う、ヤフー新体制、SBと連携深める(NEWSFOCUS)

[ 2019年10月1日 / 日経産業新聞 ]

 ヤフーにとって収穫の秋となるか。10月1日、真価を問われる新体制が始まる。持ち株会社制に移行して社名を「Zホールディングス」に変える。ネット通販などの主力事業では楽天やアマゾンの背中は遠い。親会社のソフトバンクと連携を深め、再成長の道を探る。

 「(ヤフーの頭文字の)YからZへとモードを切り替えていく」。ヤフーの川辺健太郎社長は4月に社名変更を発表した際、こう強調していた。持ち株会社の傘下にポータルサイトやネット広告事業などを手掛ける事業子会社ヤフーを新設し、金融事業を束ねる中間持ち株会社も新たに設ける。

 9月30日には衣料品ネット通販「ゾゾタウン」を運営するZOZOに対するTOB(株式公開買い付け)を始めた。同社を子会社化し、Zホールディングスの傘下に収める計画だ。

 Zホールディングスは、ソフトバンクの非通信事業で中核を担うという役割も背負う。ソフトバンクグループの国内通信子会社ソフトバンクが5月、ヤフーを子会社化すると表明した。国内の携帯電話市場に飽和感があるなか、ヤフーのネット通販や共同で手掛けるスマートフォン決済「PayPay(ペイペイ)」などと連携して顧客を囲い込む狙いだ。ヤフーは10月中に新たなネット通販「ペイペイモール」を立ち上げる。

 次代をリードする企業に進化できるか。Zホールディングスの飛躍の鍵は、利用者の支持を集める魅力的なサービスを生み出せるかにかかっている。(今井拓也)

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