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イオン、DS、食品主体に転換――岡山に1号店、順次「ザ・ビッグ」に。

[ 2009年7月8日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 イオンはディスカウントストア(DS)を食品主体に転換する。住居関連品DSの「メガマート」を食品中心の「ザ・ビッグ」にするほか、グループの食品スーパー、マックスバリュ東北なども既存店の転換を進める。景気後退で食費を切り詰めたい消費者は増えており食品DSの引き合いは強い。ザ・ビッグ拡大を柱の1つに、グループのDS戦略を再構築する。

 メガマートは1994年からイオンが展開。家庭用品や生活用品を低価格販売し、食品はあまり扱っていなかった。1日に開業したザ・ビッグ平島店(岡山市)はメガマートからの転換1号店。売り場面積約4000平方メートルのうち生鮮など食品が約6割を占め、売上高の約7割を食品で見込む。豚肉バラが100グラム77円、大手メーカーのポテトチップスが1袋77円など格安で売る。

 同店は物件ごとイオンリテールがマックスバリュ西日本に譲りザ・ビッグに衣替えした。メガマートは現在26店あり、順次、ザ・ビッグに転換を進める。「平島店の成果次第で一挙に広げる」(岡内祐一郎執行役)方針だ。

 ザ・ビッグはマックスバリュ西日本の前身の1つ、旧みどりが89年に始めた。低コスト運営や商品仕入れに独自のノウハウが必要で、グループ各社のザ・ビッグ拡大にあたり、マックスバリュ西日本のノウハウを活用する。

 2008年度にザ・ビッグの出店を始めたマックスバリュ東北は、09年度に4店出し計6店にする。マックスバリュ西日本も、平島店を含め09年度に新たにザ・ビッグを2店出し計16店にする。他の食品スーパー各社も競争力の落ちた既存店を中心にDSに切り替える。

 このほかグループ内では、5000平方メートル以上の大型DSを運営するイオンスーパーセンター(盛岡市)、都心部ではイオンリテールが300〜400平方メートルの「アコレ」を運営しており、地域や商圏でDSの業態を使い分ける。

 米ウォルマート・ストアーズもかつて住関連品のDSだったが、食品を含む大型DSに転換した。イトーヨーカ堂も90年代に住関連品のDSとして「ザ・プライス」の展開を始めたが、食品中心に再度多店舗化に乗り出している。

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