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東日本大震災、店舗復旧急ピッチ、家電量販、大手、8割が再開。

[ 2011年3月28日 / 日経MJ(流通新聞) ]

商品供給も徐々に改善

 東日本大震災から2週間余りが経過し、家電量販店やサービス関連企業でも店舗などの復旧が急ピッチで進んでいる。しかし、計画停電の影響で営業時間の短縮を迫られるなど、完全復旧には課題が残る。

 大手家電量販店では被災した店舗の復旧が進み、東北・関東地方で休業していた店舗の約8割が営業を再開した。東北地方では品薄だった乾電池や懐中電灯などの供給体制も改善しつつある。

 最大手のヤマダ電機は東北・関東の212店のうち約110店が被災し、その半数を一時閉店していた。すでに部分営業を含め100店弱で営業を再開。24日時点で閉鎖中なのは東北13店、関東1店。東北地方の全店舗に占める営業店舗の割合は約7割まで戻った。

 ケーズホールディングスは東北地方で業界最多の71店を展開。関東と合わせた178店のうち、153店が被災した。当初、約140店が休業していたが直近では25店に減った。関東地方では、ひたちなか店(茨城県ひたちなか市)が閉店中だが、25日にはその近くで、17日に新規開業を予定していたシーサイドひたちなか店(同市)が仮営業を始めた。

 コジマも震災直後に東北・関東で56店あった休業店が直近で12店まで減った。ただ、この12店は被害が大きく「再開はもう少し先になりそう」(営業本部)という。

 店舗の営業再開に続いて、東北地方では店舗への商品供給も徐々に回復しつつある。乾電池や小型ラジオなどの店頭での品薄は今後、緩和に向かう見込みだ。

 ただ、全面復旧には課題も多い。避難・退避指示がでている東京電力の福島第1原子力発電所の周辺に多くの店舗を抱えているからだ。計画停電も不安要因。ヤマダ電機やコジマは停電中は営業を休止している。ある家電量販首脳は「直前まで停電するかどうかわからず、店舗の営業態勢、客足へのマイナス影響は多大」と批判する。

【表】家電量販店の復旧状況            

   エリア   全店数   震災直後の閉鎖店数   24日時点の閉鎖店数

ヤマダ電機   関東地方   166   30前後   1

東北地方   46   30前後   13   

ケーズホールディングス   関東地方   107   約80   1

東北地方   71   約60   24   

コジマ   関東地方   103   39   3

東北地方   21   17   9   

(注)閉鎖店舗には不明を含む            

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