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子供服、イオン、ナルミヤと開発、専用2ブランド、14年度に250店で。

[ 2011年9月7日 / 日本経済新聞 朝刊 ]

 イオンは今秋から衣料品メーカーのナルミヤ・インターナショナル(東京・港)と子供服を共同開発する。以前、百貨店で販売していた「エンジェルブルー」と「ミニケー」のブランドを冠し、イオンの総合スーパー向けの専用商品に刷新する。イオンの物流網を活用するなどコストを削減し、中心価格は1480〜3980円と百貨店時代の半額以下に抑える。ファッションに関心が高い小中学生と、その親たちの需要を取り込む。

 小学生高学年から中学生向けのエンジェルブルーは中心価格が2980〜3980円、年間で120品目を扱う。幼稚園から小学校低学年向けのミニケーは1480〜1980円中心で計200品目を販売する。イオンが従来扱ってきた子供服に比べ1割〜3割高いが、ファッション性を重視する。第1弾はカットソーやスカート、カーディガンなどが主力となる。

 イオンの子供服売り場では両ブランドが売り場面積と商品構成の約1割を占めることになる。当初は総合スーパー100〜150店で扱い2014年度までに200〜250店に拡大。14年度に年商25億円を目指す。

 中国で生産し、イオンの物流網に乗せて全国の店舗に届ける。商品の一括調達などと合わせてコストを抑える。ブランドの知名度を活用し、総合スーパーにはなかったファッション性の高い商品をそろえる。子供服の商品の切り替えは年2回が一般的だが、流行を反映するためエンジェルブルーは年6回、ミニケーは4回切り替える。市場調査や商品企画なども共同で手がける。

 ナルミヤは現在、ファンド傘下で経営再建中。1990年代後半から2000年代前半にエンジェルブルーなどがヒットしたが、景気の冷え込みに伴い苦戦が続いている。販路別売上高は百貨店が約8割を占めるが、低価格志向の広がりに対応し、イオンと組んで収益基盤を強化する。エンジェルブルーはイオンへの販路切り替えに備え10年12月に百貨店での販売を終了した。

 イオンはリーマン・ショック後から子供服売り場に1枚380円のTシャツなど低価格品を導入。10年度の子供服の既存店売上高は4%増、11年3〜8月期も同1%増と市場が縮小する中では堅調を維持している。ファッションに関心の高い親や孫のための支出をいとわない祖父母も多く、中価格帯の商品投入で新規需要開拓を目指す。

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