SECURITY SHOW

SECURITY SHOW 2019 | 2019年3月5日(火)〜8日(金) 東京ビッグサイト
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安全な街へ英知結集――命守る新サービス、自動車、進行方向、路上に表示(マンスリー編集特集)

 三菱電機は「路面の安全」を守る技術を相次ぎ打ち出している。

 そのなかの1つが、光で車の動きを事前に周囲の歩行者や車両に伝えて事故を未然に防ぐ「安心・安全ライティング」だ。路面などに光で図形を映し出すことで、自動車のドアが開くことや後退することを周囲に知らせる。

 車が後退する際には、後退する方向の路面に矢印のような図形を投影して、周囲の車や歩行者に注意を促す。ドアを開ける時にもドア内側のセンサーと連動して、適切なタイミングで車体横の路面に図形を映せるようにする。大きな図形のアニメーションを利用して悪天候時でも判別しやすい表示を出すようにするなど改良も進めている。

 夜間や悪天候時の事故を防ぐ効果を見込んでおり、2020年度以降の実用化を目指している。

 現状、歩行者の交通死亡事故の約6割が夜間に発生しているといい、車と周囲のコミュニケーションの向上を図る方法として、完成車メーカーに提案していく。さらに三菱電機が見据えるのは自動運転時代だ。自動運転の実現に向けた課題として、車の挙動が歩行者や他の車両には分かりにくいことが挙げられる。視覚的に誰にでも分かる表示方法の普及で、「路面の安全」を守ることを掲げている。

 そのほかに、三菱電機は道路脇の斜面の地滑りなどの予兆を検知するセンサーも開発した。斜面に設置したセンサーから複数の受信機へ電波を送る。

 センサーの位置がずれると、受信機ごとに電波が届くまでの時間差が生まれ、ずれの大きさが数ミリメートルの精度で分かるという。

 大雨などで地面に大量の水分がしみこむと地滑りが起こる危険性がある。高速道路などでは一定の降水量があると通行止めなどの措置を取る場合があるが、実際にいつ地滑りが起こるか正確に予測するのは難しい。その予兆を検知し、公共インフラでの災害を未然に防ぐための仕組みが求められていた。

 今後、実証実験を繰り返し、実用化レベルまで測定精度を上げる。最終的には温度計なども搭載し、位置以外の様々なデータも組み合わせて地滑りの予兆を監視するシステムを構築する計画だ。

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