SECURITY SHOW

SECURITY SHOW 2020 | 2020年3月3日(火)〜6日(金) 幕張メッセ
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情報通信研究機構、次世代暗号使った難題解読。

 情報通信研究機構は量子コンピューター普及後の利用が期待されている次世代暗号を使った難題を解読することに世界で初めて成功した。同暗号を解くのに適したアルゴリズムを開発してプログラムに落とし込んだことで、通常のソフトウエアでは計算に4〜16年かかるのを、サーバーの処理能力を変えずに約56日で解くことができた。次世代暗号の安全性を考えるのに有用な成果という。

 量子コンピューターでも複雑な連立方程式を解くのが難しい性質を利用した「多変数公開鍵暗号」という次世代暗号を使った問題を解いた。暗号の安全性を評価する国際コンテストで、未解決だった問題を新たなアルゴリズムを使って解いたと認定された。メモリーの使用量も8分の1に削減できるという。

 多変数公開鍵暗号は米国立標準技術研究所(NIST)が進める次世代暗号の標準化でも、候補の1つとなっている。ネット取引などで暗号を安全に使う際には、鍵の長さを決める。鍵を長くするほど、安全性は高まるが、やり取りするデータの情報量も増えて通信時間がかかる。このため、同暗号を使った問題の難易度がどの程度であれば解けるかを見極め、適切な鍵の長さを見極める必要がある。

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