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暗くても鮮明な写真、タムロン、防犯・車載カメラ向け、センサー開発。

[ 2016年11月8日 / 日経産業新聞 ]

 光学機器メーカーのタムロンは暗い場所でもカラーではっきりした写真が撮れるCMOSセンサーを開発した。ノイズなど画像がざらざらする要因を徹底的に抑えた。さらに明るいところから暗いところまで1枚の写真で撮れる「ハイダイナミックレンジ」の技術と高感度を両立させた独自のセンサーを開発した。2017年夏をめどに製品化し、防犯用や車載、医療での活用を目指す。

 感度を高め、明暗をくっきり撮れるようにしたことで、星明かりの中でも着ている服の色や模様などがはっきり撮影できる。また、車のヘッドライトを向けられていても車の中の人の顔を撮影することができる。人の目でも見分けられない色などをくっきり見分けられるようにした。

 主な技術は光を無駄なくセンサーに届けるレンズとセンサー、ノイズなどを除去できる画像処理技術の3つだ。センサーは光を電気信号に変える部分と、電気信号を処理できるところまで運ぶ部分の両方で徹底的にノイズを抑えた。これまでは本当の信号でないノイズに埋もれていた小さな信号まで拾えることで、暗闇の中の色などの情報がわかる。また、小さな信号だけでなく大きな信号も取れるよう工夫した。

 レンズはセンサーと一体で設計することで、光がセンサーに最適に入るようにした。車のヘッドライトなどで目がくらむように真っ白にならず、トンネルの中から外の様子もはっきり撮影できるため、車載向けなどでの活用にも期待を寄せる。2020年に50億円の売り上げを目指す。

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