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鳥獣捕獲を遠隔監視、四国電系が装置実験、わなの写真、メールに通知。

[ 2017年8月30日 / 日経産業新聞 ]

 【高松】四国電力の情報通信子会社、STNet(高松市)はイノシシなどの鳥獣捕獲を知らせる遠隔監視装置の実証実験を始めた。わなに取り付けた装置が捕獲後の撮影写真を登録先のメールに通知する。自社の格安スマートフォン(スマホ)の通信回線を活用。あらゆるものがネットにつながる「IoT」サービスの一環として農業者や自治体向けに今秋にも発売する。

 耕作放棄地や荒廃森林の増加に伴い、イノシシやシカなどの鳥獣が増え、農産物被害も多く報告されている。例えば香川県では2016年度の農産物被害は1億6500万円に上る。同社は高松市、高知県南国市と協力して山間部で実験を開始。効果を確認し、わなの巡回作業の軽減などにつなげる。

 実験では箱型のわなをしかけ、鳥獣が中に入って扉が閉まると、結びつけたヒモが引っ張られカメラ付き監視装置のスイッチが入る。格安スマホサービス「フィーモ」と同じ通信網を通じて、最大5つのメールアドレスに写真とともに送る。また、過去の捕獲状況をパソコンなどで閲覧できるようにする。

 監視装置は2年間利用で20万円前後、以降は月2千円程度を想定しており、実験を踏まえ詳細を詰める。

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