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バスの安全、IoTで守る、KDDIなど、運転手の挙動分析。

[ 2017年12月13日 / 日経産業新聞 ]

 KDDIと小湊鉄道(千葉県市原市)は12日、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」を活用した路線バスの危険運転防止の実験結果を公表した。運転席の前方に設置したカメラで運転手の表情などを分析。事故につながりかねない挙動を特定して発生を防ぐ。KDDIは実験結果を踏まえてシステムの商用化を目指す。

 実験は小湊鉄道の路線バス1台を使って5月に実施した。「運転手の挙動から『ヒヤリハット』につながる兆候を把握できれば、事故防止につながる」(小湊鉄道バス部の小杉直氏)

 5秒ごとに写真を撮影し、KDDIの携帯電話回線経由で画像解析サーバーに送る。顔が下を向いていたり、驚いた表情をしたりすると、画像解析サーバーが事故になりかねない出来事だった可能性があると判断。解析結果をバスに戻す。

 バスのシステムが解析結果を受けとると、車内に設置したデジタルタコグラフと連動。バスが走行している場合に危険事例と認定し、デジタルタコグラフで記録した車速や位置情報とともに記録する。

 実験期間中に延べ10人の運転手の挙動を確認したところ、危険事例を290件検知したという。KDDIはほかのバス会社にも同様の仕組みを提案している。

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