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「Winny」技術で地域防災。

[ 2019年7月1日 / 日経産業新聞 ]

 【徳島】日本発のファイル交換ソフト技術を応用した防災と健康づくりの取り組みが7月、徳島県美波町で始まる。住民が身につける無線タグを複数の中継器による通信網と結び、通常時には健康状態を把握。災害で一部の機器が故障しても通信は維持できるため、居場所の特定などに活用する。低コストで導入・運用でき、新たな地域防災手段として注目を集めそうだ。

 このシステムはソフト開発のSkeed(東京・目黒)、情報セキュリティーのサイファー・テック(東京・新宿)、徳島県、同県美波町、徳島文理大学(徳島市)などが産官学共同で開発した。ファイル交換ソフト「Winny」のP2P(ピアツーピア)技術を活用する。

 7月から美波町の住民約50人に発光ダイオード(LED)と加速度センサーを内蔵した無線タグを身につけてもらい、スマホの専用アプリで活動を記録し、データを蓄積する実験を始める。

 タグからの情報を収集するための中継無線器を町内に複数台設置した。それぞれの中継無線器が互いに情報を共有する自律分散型のネットワークを構築し、住民が身につけたタグと近距離無線通信「ブルートゥース」で常時接続する。

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