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NEC、街路灯で街を見守り。

[ 2019年8月6日 / 日経産業新聞 ]

 NECは街路灯にセンサーやカメラを後付けして無線通信でつなぎ、住民の見守りに役立てる自治体向けのセキュリティーシステムを開発した。まず東京都杉並区と連携して8月から12月まで実証実験に取り組む。時間帯や天候に応じて街路灯の照度を遠隔操作したり、街中を流れる河川の水位を監視したりする。NECは実験を踏まえ、2020年以降、全国の自治体にシステム導入を働きかける。

 実験は東京・杉並の善福寺川沿いで手がける。温度・湿度・照度などを感知するセンサーと、ネットワークカメラを十数カ所の街路灯に設置する。新規に街路灯を建てるのではなく、必要な装置を後付けするので施工の手間は少ない。集めたデータは無線で区役所に配信し、パソコンで常時確認できるようにする。

 街路灯の照明切れや故障をすぐに把握できるのはもちろん、照度の遠隔調整も可能だ。街路灯にかかる電気料金を従来より2〜3割減らせるという。

 河川の岸に設置する水位センサーとも連動させ、急な増水などに備える。異常時にはアラームで通知する。将来はネットワークカメラで街全体を監視し、不審物や不審者をいち早く発見するなど、防犯用途にサービスを広げる。

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