「フランチャイズ・ショー2025」が2025年3月5日(水)から7日(金)まで東京ビッグサイトで開催されました。42回目となった今年は、過去最多244社のフランチャイズ・代理店が出展し、3日間で3万人近くが来場するなど、国内最大規模を誇るフランチャイズの展示会にふさわしい賑わいとなりました。
この記事では、「フランチャイズ・ショー2025」の会場の様子をお伝えするとともに、出展したフランチャイズ・代理店本部にインタビュー。出展したきっかけや感想、実際の反響などをお聞きしました。
名刺交換した数なども赤裸々に語っていただいていますので、「フランチャイズ・ショーってどんな展示会なんだろう?」「どれくらいの反響があるのかな?」などと気になっている方はぜひ最後までご覧ください。

会場の東京ビッグサイトは東京駅や羽田空港からもアクセス抜群
今年で42回目の開催となった「フランチャイズ・ショー2025」。会場となった東京ビッグサイトには、2024年開催より30社以上も多い、244社のフランチャイズ・代理店が集結。そのうちの100社以上がはじめての出展となりました。
初日はあいにくの雨模様だったものの、3日間の合計来場者数は28,310人と、昨年を上回る大盛況となりました。

リテールテックJAPAN やJAPAN SHOP、建築・建材展、ライティング・フェアなども同時開催
出展者へのインタビューをご紹介する前に、まずは会場をダイジェスト的にレポートしていきます。「【会場レポート】過去最大規模!フランチャイズ・ショー2025の初日の様子を徹底レポ!<前編>」でもレポートしていますので、こちらもあわせてご覧ください。
フランチャイズ・ショーの最大の魅力は、FC本部と加盟検討者が直接対話できること。あるFC本部の担当者は、「会場でアポイントにつながらなくても、後日テレアポなどをするとアポイントにつながりやすいんです」と答えてくれました。
オンラインの集客と違い、フランチャイズ・ショーでは直接顔を合わせて話ができるので、その場で信頼関係が構築できます。だからこそ初回のテレアポでもアポイントにつながりやすく、効率的に商談へと進めるのでしょう。

今年は南展示棟1階(1・2ホール)と4階(3ホール)で開催
また加盟を検討されている方にとっても、五感を通してフランチャイズの魅力を体感できるのはリアルイベントの魅力です。試食した上で本部の話を聞いたり、体験ブースで実際のサービスを受けたりと、オンラインでは伝わらない魅力を存分に味わえるのです。


試食を提供している飲食系フランチャイズがいっぱい


実際に体験してもらえるのもフランチャイズ・ショーの醍醐味
フランチャイズ・ショーにはさまざまな業種・業態のフランチャイズ・代理店本部が出展していて、会場をひと回りするとその年のトレンドが分かります。今年はフィットネス系と自動車関連のフランチャイズが賑わいを見せているようでした。


フィットネス系は15社以上が出展

自動車関連は6社が出展。なかにはEVの充電スタンドを手掛けるフランチャイズも
ここからは、取材班が気になったフランチャイズ・代理店本部に突撃でインタビューを敢行した様子をお届けします。まず話を聞いたのは、金髪にネックレス姿が印象的なこちらの男性。じつはこの方、訪問介護事業の「ネコロボマン」をフランチャイズ展開する、株式会社ネコロボマンの代表取締役を務める人物です。

佐々木 勇介代表、よろしくお願いします!
「ネコロボマンは"介護士が稼いでなにが悪い!"をコンセプトとする訪問介護フランチャイズです。現在は16拠点ほどを展開しています」
会場の入り口近くに大きなブースを構えていた「ネコロボマン」ですが、フランチャイズ・ショーへの出展は今回がはじめて。まずは出展のきっかけと手応えをお聞きしました。

ブースで定期的に事業説明会を開催
「フランチャイズ展開してからの1年はオンラインで加盟店開発をしていました。しかし、1年間で2拠点しか増やすことができず、初のリアルイベントとしてフランチャイズ・ショーに出展しました。まだ2日目の途中ですが、名刺交換した数は数百枚にも及びます。加盟いただけそうな方が10名くらいおられて、すでにセミクロージングまでできた方も3名くらいいらっしゃいます」

多くの来場者が座ってじっくり話を聞いている様子でした
オンラインでは思うように集客できなかった一方、フランチャイズ・ショーに出展したことでこれまでの1年分を上回りそうなほどの加盟を実現できそうだといいます。
「介護事業に興味がある方はたくさんおられますが、低賃金や人手不足などネガティブな報道が多く、尻込みしてしまう方も少なくありません。『ネコロボマン』は採用力や営業力などを活かし、そういったネガティブな部分も解決できるのが強みです。オンラインだと伝わりづらいですが、『フランチャイズ・ショー』だと多くの方に直接お伝えできるので、良い結果が出ているのだと思います」

トレーディングカードショップFC「スペースチャンス」
続いては、7年ぶりにフランチャイズ・ショーに出展した「スペースチャンス」にインタビュー。久しぶりに出展を決意した理由を伺いました。
「スペースチャンスではトレカ(トレーディングカード)ショップ開店のご支援をしており、これまで350店舗ぐらいをサポートしてきました。最近はトレカ市場が非常に盛り上がっている一方、新規の出店が落ち着いていましたので、この機会にフランチャイズ・ショーに出展することにしました」

株式会社スペースチャンス執行役員の梅原 伸悟さん
フランチャイズ・ショーを契機にフランチャイズの加盟店開発を加速していくのが狙いとのこと。出展した手応えはいかがでしょうか。
「非常に大盛況です。今はトレカブームもあり、7年前に出展したときと比べてもブースにお越しいただく方の数は8倍ぐらいに増えています。多少は増えると予想し、ブースのコマ数と人員を7年前よりも増やしていますが、それでもお待ちいただく時間があるぐらい多くの方にお越しいただいています」

ブースには展示棚をデジタルで再現できるピタカショーケースを展示
話しながらも止まらない笑顔が印象的で、この笑顔こそが、今回の盛況ぶりを表しているようでした。
「スペースチャンスのように、あまり競合のいない業種だとより多くの方に興味を持っていただけると感じています。『前例がないから出展を躊躇している......』という方がいらっしゃったら、それが逆に、来場者に興味を持っていただけるチャンスかもしれません」

低料金で"ホンモノ"のフィットネスを提供「FIT365」
次にお話を聞かせてくれたのは、月々2,980円(税別)で家族4人まで使えるフィットネスジムを展開する「FIT365」。2024年開催に続いて2回目の出展ということですが、2年連続で「フランチャイズ・ショー」に出展した理由から聞いてみました。

株式会社ヤマウチFC事業本部ゼネラルマネージャーの中村 暢也さん
「やっぱり規模の大きさですね。ほかにもフランチャイズの展示会はさまざまな場所で開催されていますが、『フランチャイズ・ショー』の場合は大手の有名チェーンも数多く出展していて、たくさんの方がお越しになります。なかでも代表取締役や専務など、決済権を持っている方が多く来場されますので、スムーズにお話が進むことが多い点を魅力に感じています」

「アメリカの展示会でルーレットを回して集客しているブースが多く、それを取り入れました」
実際、どれくらいの反響を得ているのでしょうか。赤裸々に語っていただきました。
「去年はテーブルを2つしか用意しなかったのですが、想定以上にじっくりお話させていただけることが多かったです。ですので、今年はテーブルを4つに増やし、さらに立ち話ができるコーナーも設置しました。4テーブルすべてが埋まる時間帯もあって、2日目の今日だけでも200枚ほどの名刺を交換し、そのうち約20名の方と次の面談に進む予定です」

フランチャイズ・ショー2025で正式加盟募集を開始した「大衆食堂スタンドそのだ」
お次は、フランチャイズ・ショー初出展となった「株式会社リング」にインタビュー。大阪発祥で、東京の五反田にも店舗を構える「大衆食堂スタンドそのだ」を手掛ける会社です。
「そのだは現在フランチャイズ店が1店舗で、さらに加盟を加速させることを目的にフランチャイズ・ショーに出展しました。まだ2日目の途中ですが、すでに100名以上の方と名刺交換できています」

株式会社リング代表取締役の池田 輝彦さん
3日間で3万人近くが足を運ぶフランチャイズの展示会は、おそらく「フランチャイズ・ショー」だけ。フランチャイズ展開をスタートしたばかりの本部にとっては、加盟を加速させる良いきっかけになるはずです。

株式会社ライモ代表取締役の伊藤 正浩さん
最後は、生成AI教室の「ライモ」をフランチャイズ展開する株式会社ライモの伊藤 正浩代表にインタビュー。まずは、業態の特徴からお聞きしました。
「簡単にご説明すると、パソコン教室の生成AI版です。たとえばChatGPTなどで指示や質問を入力することを『プロンプト』といいます。「ライモ」では、プロンプトの指示の仕方から、画像生成AIや動画生成AIの基礎などについて教えています。パソコンの使い方が分からない40〜50代くらいの方に多く通っていただいています」

この席が毎回埋まるほどの人気
パソコン教室の生成AI版──なんとも今どきで聞き馴染みのない業態ですが、じつはブースで開催していた事業説明会では、全13席が常に満席になり、立ち見がでるほどの盛り上がりでした。
「2025年3月からフランチャイズ展開をスタートし、タイミングよくフランチャイズ・ショーに出展する形になりました。最初は不安もありましたが、とても多くの方にブースにお越しいただいています。なかには上場企業の幹部クラスの方もいらっしゃって、反響は期待以上です」

あなたの街の生成AI教室ライモ
「生成AI教室はまだまだブルーオーシャンな業態です。そんななか、『ライモ』はすでに12,000人以上がオンラインで受講されています。実績はもちろん、しっかりとコンセプト作りができてきているため、たくさんの方にご興味をいただけているのだと分析しています」
確かに、世の中にこれだけ多くのビジネスが溢れている今、新しい業態に注目が集まりやすいのも納得です。しかも実績も十分でコンセプトも明確化されているからこそ、「ライモ」のブースは来場者で賑わっていたのでしょう。

今年も大盛況のうちに幕を閉じた「フランチャイズ・ショー2025」。次回は7月10日(木)・11日(金)の2日間、インテックス大阪で第5回目となる「フランチャイズ・ショー大阪2025」が開催されます(4月中旬まで出展者を募集中)。
今回「フランチャイズ・ショー2025」に来場された方も、来場できなかった方も、ぜひ大阪開催の参加をお待ちしています。
<第5回フランチャイズ・ショー大阪2025>
また、2026年の東京開催もすでに決定していて、次回は3月4日(水)~6日(金)の3日間実施します。出展を検討している方は、「出展ご検討の問い合わせフォーム」より主催者へご連絡ください。正式な東京展の次回出展申込は6月下旬を予定しています。
【この記事を書いた人】
幸谷 亮(こうや・りょう)
株式会社Wordeal代表取締役。フランチャイズWEBリポートなど多くのWEB・紙媒体で執筆。前職はフランチャイズ本部の開発担当。