出展者情報

河内皮革デザイン工房

小間番号 : 1-078

展示内容

埼玉県産「彩の国黒豚」の皮資源を活用した、地域自立型サーキュラーエコノミーモデルを展示する。輸出激減等により国内で課題となる豚原皮の流通・循環に対し、農場から製品制作まで100%可視化した独自のサプライチェーンを構築している。職人技による高品質なアップサイクル革製品を紹介するとともに、企業のサステナビリティ向上に貢献するOEM・ノベルティ対応や共同開発のソリューションを提案する。

環境に配慮しているポイント
  • 製造過程で使用する素材を改善
  • 製造過程における廃棄物・排出物・放出物を削減
  • 廃棄時における廃棄物量を削減
  • 環境情報を表示した製品・サービス
  • 長寿命化
  • 製品・サービスの機能が環境を改善

埼玉県産「彩の国黒豚」皮を巡らせる、顔の見える地域自立型サーキュラーエコノミー

  • 埼玉県産「彩の国黒豚」の皮を生かした高品質なレザー製品群。鮮度と職人技が生み出す、洗練された質感とデザイン。
  • 農場国内豚皮から製品まで100%可視化した地域自立型サーキュラーエコノミー。資源を余すことなく循環させる新たな取り組み。

企業情報

担当部署
住所 〒333-0866
埼玉県 川口市芝2-4-28
電話番号 048-266-1521
e-mail info@kawauchileather.com
URL https://enrio-leather.com/
英文社名 KAWAUCHI

事業内容

有限会社河内(enrio)事業概要・ビジネス内容
1. 企業概要と事業理念
有限会社河内は、埼玉県川口市に拠点を置き、各種皮革製品の企画・製造・加工、ならびに自社レザーブランド「enrio(エンリオ)」を展開する皮革製品製造企業である。同社は長年にわたり培ってきた高度な縫製・裁断・クラフトマンシップを強みとし、上質な素材と確かな仕立て技術を融合させた製品づくりを続けてきた。 近年、同社は単なる製造業にとどまらず、地域社会の課題解決と環境保全を強力に推進する「地域自立型サーキュラーエコノミー事業」へ注力している。埼玉県産のブランド豚「彩の国黒豚」の皮資源を余すことなく循環させるモデルを確立し、持続可能なモノづくりの新たな標準を提示している。
2. 背景にある社会的課題と皮革産業の危機
日本の畜産業において発生する豚原皮(豚の皮)は、古くから重要な地域資源であり、高品質な国産レザーの原料として利用されてきた。しかし近年、海外輸出需要の激減や国際相場の変動、さらには安価な国外産レザーの流入に伴い、国内の豚原皮市場は著しい供給過多と価格暴落に直面している。 本来であれば価値ある素材として活用されるべき皮資源が、流通コストや加工コストに見合わないという理由から、国内市場で深刻にだぶつき、実質的に「廃棄せざるを得ない一歩手前」という危機的状況(皮革循環システムの崩壊)に陥っている。これは単なる一企業の課題ではなく、国や地方自治体、関連産業が一体となって解決すべき重大な環境・経済課題である。
3. 「enrio」が構築した地域自立型サーキュラーエコノミーの特長
こうした課題に対し、同社は従来の複雑かつ海外市場に依存した流通構造を抜本的に見直し、埼玉県内で完結する「地域自立型・地産地消型サーキュラーエコノミーモデル」を構築した。 100%のトレーサビリティと透明性地元の指定農場(橋本グローバルスワイン等)から直接原皮を回収・保全し、地元のタンナー(製革業者)および同社の職人(有限会社河内)へと一気通貫で繋ぐ「顔の見える新サプライチェーン」を確立した。調達から加工、製品化までのプロセスが100%可視化されており、消費者に高い安心感と明確なストーリーを提供する。 鮮度保持による圧倒的な製品品質の実現複雑な仲介ルートを排し、農場から工場まで迅速に原皮を渡すことで、素材の鮮度を損なわずに加工することが可能となった。これにより、豚革特有のしっとりとしたソフトな手触りと、耐久性を兼ね備えた最高品質のレザー(ピッグスキン)を生み出すことに成功している。 資源価値の最大化(インフィニティループ型循環)食肉加工の副産物として発生する皮資源を廃棄することなく、職人の高い加工技術によって高価値な製品(バッグ、財布、各種革小物)へとアップサイクルしている。資源の価値を極限まで高め、地域経済の循環と環境負荷低減を同時に実現するインフィニティ(無限)ループ型の素材フローを体現している。
4. ビジネス展開(BtoCおよびBtoBソリューション)
同社のビジネスモデルは、個人消費者向けの製品販売のみならず、持続可能な社会づくりを目指す企業や自治体との連携(共創)を強く意識した構成となっている。 自社ブランド「enrio」のBtoC展開自社ECサイトや展示会、POP-UPイベント等を通じて、地域循環から生まれたサステナブルレザー製品を一般消費者へ直接届けている。シンプルかつ普遍的なデザインと機能性を両立し、愛着を持って長く使える製品づくりを実践している。 企業向けBtoBソリューション(OEM・ノベルティ・共同開発)企業のESG経営やサステナビリティ推進活動を支援するため、ストーリー性の高いOEM・ODM受託製造や記念品・ノベルティ制作を行っている。単なるエコ素材の供給にとどまらず、農場から製品までの100%追跡可能な背景ストーリーを付加価値として提供することで、導入企業の環境姿勢やブランド価値の向上に大きく貢献している。
5. 今後の展望と社会的インパクト
有限会社河内は、自社ブランド「enrio」での取り組みを通じて、地域発の持続可能なモノづくりモデルを全国へ発信していく。崩壊の危機に瀕している国内の皮革循環システムを地域単位から再構築し、資源の無駄を防ぐとともに、地元の技術や雇用を守り育てる循環型社会の形成に貢献していく方針である。今後も異業種企業や自治体との共創を深め、環境保全と経済活性化が両立する持続可能な未来の実現を目指す。

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