出展者情報

琉球大学

小間番号 : E-56

展示内容

小型水中ドローンを活用し、水難事故防止や水中インフラの維持管理に関する研究を行っている。単機による水中作業に加え、複数台が隊列を組んで協調的に移動する制御技術を研究しており、広い水域を効率的に調査するシステムの実現を目指している。港湾や橋脚などの水中構造物の点検や海洋環境観測への応用も想定している。

環境に配慮しているポイント
  • 製品・サービスの機能が環境を改善

水中ドローンで守る海の安全と水中インフラ

  • 小型水中ドローン(BlueROV2)。水中の様子を映像で確認でき、水中構造物の点検や水難事故防止への活用を検討している。
  • 4台の水中ドローンがひし形の隊列を保って移動するシミュレーションの様子。複数台による効率的な水中調査実現を目指している。

企業情報

担当部署 知創推進部 研究推進課 産学連携推進係
住所 〒903-0213
沖縄県 中頭郡西原町字千原1番地
電話番号 098-895-8031
e-mail sangaku@acs.u-ryukyu.ac.jp
URL https://www.u-ryukyu.ac.jp/
英文社名 UNIVERSITY OF THE RYUKYUS

事業内容

海洋環境の保全と水辺の安全確保は、持続可能な社会の実現に向けた重要な課題である。特に、豊かな海洋環境を有する沖縄県では、海洋生態系の保全や沿岸域の環境調査に加え、水難事故の防止や海洋インフラの維持管理など、海を取り巻くさまざまな課題への対応が求められている。
本研究では、これらの課題の解決に貢献するため、水中ドローンおよび水空両用ドローンの開発と、それらの自律移動を支える情報通信・制御技術の研究に取り組んでいる。特に、低コストで運用可能なドローンの実現を目指し、水中環境における自己位置推定、自律移動、通信技術などの高度化を進めている。
水中ではGPSなどの衛星測位システムが利用できず、電波による通信にも制約がある。そのため、水中ドローンが自らの位置や移動状況を把握し、安全かつ効率的に活動するためには、外部の位置情報に依存しない技術が重要となる。本研究では、ドローン自身の移動履歴や取得した情報をもとに、自己位置推定の信頼性を評価する技術について検討し、より安定した自律移動の実現を目指している。
また、空中と水中の双方で活動可能な水空両用ドローンの研究にも取り組んでいる。空中から広範囲の状況を把握し、必要に応じて水中で詳細な調査を行うことで、従来のドローンでは対応が難しかった環境における新たな観測・調査手法の実現を目指す。
これらの技術は、海洋環境のモニタリングや生態系の保全、水難事故の防止・捜索救助支援をはじめ、港湾施設や水中構造物の点検、防災・減災、海洋資源の調査など、幅広い分野への応用が期待される。
本研究では、沖縄の海洋環境を研究のフィールドとして、ロボティクス技術と情報通信技術を融合させ、人が直接立ち入ることが難しい環境でも安全かつ効率的に活動できる自律型ドローン技術の確立を目指している。海洋環境の保全と人々の安全を両立する技術の創出を通して、持続可能な社会の実現に貢献することを目標とする。

SDGsの取り組み