セミナー
2026.01.14
トイレのピクトグラムの話である。東京タワーを眺められるオフィスビルの、女性用トイレのサインである。この女性のシルエットは、JIS規格で決められたいつもの公共トイレの女性である。彼女に服を着せてオシャレさせた。生命(いのち)を吹き込んだ。小さな遊び心にすぎないが、ここに建築家、平手健一の「人」に対するこころのうちをみる。「テラダヒラテ」という設計集団の仕事は、モダンであるがどこか温かだ。建築から空間、プロダクト、そしてサインにいたる一貫した「人」への眼差しに、彼らの思想をひもとく鍵があるのではないだろうか。デザインという幻想世界の広がりを、じっくり語っていただこう。
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平手 健一 氏
寺田平手設計 建築家/デザイナー1980年奈良県生まれ。2004年テラダデザイン一級建築士事務所入所。2014年同事務所取締役社長就任。2021年寺田平手設計に改称、取締役社長就任。建築、インテリア、プロダクト、サイン・グラフィックと幅広く設計・デザイン業務に携わり、分野の境界をつなぐ活動を続ける。主な仕事に、高畠町立図書館 建築設計、日本郵政本社オフィス サイン計画、着せ替えピクトグラムなど。SDA大賞・経済産業大臣賞、GD賞、iF Design Award、日本空間デザイン賞等受賞多数。武蔵野美術大学非常勤講師。一級建築士。 |
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山田 晃三 氏
日本サインデザイン協会 副会長/月影デザインコンサルティング 代表1979年GKインダストリアルデザイン研究所(現GKデザイングループ)入所。2012年GKデザイン機構(GKデザイングループ本社)代表取締役社長。2021年GKグループ退任後、デザインコンサルタントとして独立。日本デザイン振興会(Gマーク)審査員フェロー。道具学会理事。空間デザイン機構理事。「デザインとは、遠い過去と遠い未来を行き来するための『想像力』であり、社会を変えるための『美意識』である」と信じ、コンサルティング活動に従事。 |