「店舗+集合住宅+二世帯住宅」 複雑な造りの住居の「防犯アキレスの踵」とは?
[ 2009.05.28 ]
内階段でつながる二世帯住宅の盲点
繁華街から延びる商店街の裏手、事業所や住宅などが建ち並ぶ一角に、小園さん(仮名)がご両親と二世帯住宅として暮らす3階建ての集合住宅はある。1階は2つの事業所、2階は3つの賃貸住戸と小園さんご家族の住戸、3階はまるまるご両親の住戸という構成だ。

1階に事業所、2階に賃貸住戸、2階の一部と3階が内階段でつながった二世帯住宅という、複雑な小園さん宅。
2階と3階の住戸には、表通りとは反対側に位置する外階段から上がる。もっとも、2階にある小園さんご家族の住戸は3階にあるご両親の住戸と内階段でつながっているので、小園さんのご家族はもっぱら3階玄関から出入りする。
本記事で取り上げてきたさまざまな住宅の中でも、かなり複雑な構成の住居と言えるだろう。
小園さんやご両親の世帯は、泥棒の被害に遭った経験はない。ただ、近所付き合いが次第に薄れて周囲の被害状況がわかりにくくなっていること、玄関に通じる外階段が表通りから見えない裏手に位置することから、漠然とした不安を感じているようだ。
こうした複雑な住居で、防犯上、気を付ける必要のある点はどこにあるのか――。専門家であるセコムIS研究所の甘利康文氏とともに、現地を訪ねて診断した。
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