帰宅したら「窓がぶち破られ」ていた。 ――空き巣被害者が、「自分で考え低コストで防犯対策」。その方向性は正しかったのか、プロが見立てると......!?
[ 2010.12.15 ]
空き巣被害者が「自ら防犯対策」
防犯住宅の取材はすでに50回を数える。泥棒被害に遭った方々ともずいぶん話したが、見ていると、空き巣に実際に入られた経験があっても、的確な対策というのはなかなか取りづらいようだ。
「二度と入られたくない」という感情から「侵入を防ぐ」という短絡の発想に傾きがちで、玄関ドアや窓といった開口部の造りを強化することに目を奪われる。
――それが当たり前の人間の心の動きだから、仕方ない。
今回防犯診断に伺った大山豊さん(仮名)も、4年前、ちょっとしたスキを突かれる形で空き巣に入られた。彼の場合はどうだったろうか。
大山さんは、被害に遭ってから、必要と考えられる対策を自分で取ってきた。しかしそれでも、まだまだ安心し切れない。「家に帰ってきて、侵入の形跡がないと、ほっとします」。大山さんは日ごろの気持ちをそう明かす。空き巣被害者ならではの感想だろう。
自己流とはいえ、空き巣の侵入阻止に向けてひと通りの対策は取った。しかし、本当に「それで十分」と言い切れるのか? コストをそう掛けない範囲で、できることはもうないのか?
日頃の心配を和らげようと、大山さんは防犯診断を受けることを決めた。
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