連載コラム

「袋小路の家」は誰も来ないので安全か? ――調べてわかった「意外な弱点」。リフォーム詐欺に狙われた住宅の防犯対策を考える。

[ 2011.05.19 ]

「人の来ない袋小路」は安全か?

 袋小路は防犯上安全なのか危険なのか――。表通りから1本入った自宅前の袋小路には並びの家々に無関係な人は立ち入らない半面、人の目に付きにくいだけに悪事をたくらむ輩に狙われやしないか、長浜さん(仮名)は心配になって防犯診断の受診を決めた。

 袋小路に面した並びは、同時期に開発された5軒の戸建て団地。反対側にはアパートが建つものの、袋小路側は敷地の裏手に当たることか ら、ブロック塀で仕切られている。

 戸建て団地の1軒には、長浜さんの両親らが長年住んでいた。途中で隣家を買い増して2つの家をつなげて住んできたものの、老朽化に住みづらさも手伝って、8年前に2階建ての家に建て替えた。そこに長浜さんのご家族も同居するようになって、いまでは2世帯6人の暮らしを営んでいる。

 「建て替え時には防犯に留意しました」という長浜さん。説明によれば、1階で雨戸の付かない窓には面格子を取り付けるようにしたほか、隣家との間を仕切るブロック塀から2階ベランダに上がれないように、ベランダを短めにしたという。

 そもそもこうした袋小路の防犯性はどう考えればいいのか。防犯診断を担当する専門家、セコムIS研究所の甘利康文氏はこう指摘する。

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