連載コラム

自販機用防犯カメラ「見てます缶」、開発

[ 2009.05.26 ]

カメラ・レコーダー一体型、記録はSDカード保存

6月中旬から全国販売開始~フジタカ

自販機用防犯カメラ「見てます缶」、開発

清涼飲料水や券売機などの各種自動販売機を設計開発・販売するフジタカ(京都府長岡京市、高井保治社長)は、カメラとレコーダー内蔵一体型で、被写体の動きがあった際撮像する、後付け用廉価タイプの防犯カメラシステム「見てます缶(カン)」(実用新案・商標登録申請中)をこの程開発した。6月中旬から街の安全・子どもの見守りサービス貢献を目的として地域の商工会・商店街のほか、自治会・自治体などにも案内、全国で自販機オーナー・オペレーターを中心に営業展開する。

今回開発した「見てます缶」は、500ml清涼飲料水と同じサイズ(高さ185㎜×直径66㎜)のカメラ&レコーダー内蔵一体型防犯カメラシステム。

その機構は、本体内部の上部表面にボードカメラ(画角70度)を埋め込み、上段には(AC100V)電源入力端子とテレビ接続端子、中段にカメラ垂直角度調整部、下段にはリモコン受光部や各種動作表示ランプとSDカード挿入部を配置。そして、本体を覆い隠す形で缶匡体を模した"見てます缶"ラベルを被せる仕組み。

また、録画データは解像度により、「352×240」(600Kbps/3fps、8GBで最大260時間録画)から「704×480」(1000Kbps/10fps、同46時間49分録画)まで6つの設定、更に音声データありでも同段階が設定できる。

一方、機能として動作を感知したときデータ保存するモーションディデクター設定やタイマー設定が可能。また、記録画像は付属のSDカード(8GB)で約6.5日分の動画を保存できるほか、オプションの16GBSDカードを搭載すれば、より長期録画保存もできる。更に、付属の専用ビュアーソフトによるパソコン閲覧(動画形式AVI変換による動画、感知録画時を表す逆三角マーク添付)や、オプションのモニター接続によるリアルタイム監視やマイク接続による音声録音も可能。

オープン価格で、参考標準価格はワンセット(カメラ、8GBSDカード、ビュアーソフト)75,000円と非常にリーズナブル。

同社の後藤英志・営業本部ベンダービジネス営業部長(東京都新宿区)は、「当社では監視カメラシステムを自動販売機上部に設置した『見てますよ看板』を開発し、販売してきました。録画システムにHDDを内蔵したことで長期間録画が可能な画期的システムとして注目され、これまでに全国で1000台を販売してきており、今回の製品はその第二弾となります。大袈裟な仕組みでなく、既存の自販機にさりげなく設置することで街や通学路などの安全・安心に貢献できるシステムで、しかも、システム価格もリーズナブルなほか、豊富なオプションも用意できます。
体感治安が悪化している現在、安心見守りシステムとして、既存の自販機オーナーさんをはじめ、児童が登下校するエリアの自治会や自治体などで、是非、このシステムを搭載した自販機の導入に期待したいですね。6月中旬から発売しますが、6月下旬には防犯カメラの画角が105度のバージョンも追加販売します。営業展開については既存取引先のほか、関連グループオペレーター会社にて東名阪、九州地区を中心に開始する計画で、当初は関東エリアから重点的に展開します。初年度は3000台の販売が目標です」と抱負を語る。

街の安全を守る監視カメラシステムのほか、全国には223万台もの24時間稼働する飲料自動販売機が設置されている。このシステムがより多くの自販機に搭載されれば、犯罪追跡ならびに未然抑止効果も期待できる事になるだけに、早い時期での普及に期待したい。

(2009年5月25日発行号より)

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セキュリティ産業新聞社は、安全・安心情報を提供する「セキュリティ産業新聞」を月2回(10日、25日)に発行するほか、Webサイト(www.secu354.co.jp)の運営、セキュリティに関連する各種セミナーの企画・運営、セキュリティ機器等に関する調査・分析などを行っています。

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