連載コラム

日本免震構造協会賞決まる

[ 2009年6月16日 ]

日本免震構造協会「第10回日本免震構造協会賞」

技術賞「日本大学理工学部駿河台校舎5号館の免震レトロフィット」(日本大学石丸辰治前教授・清水建設)、同(特別賞)「高い座屈安定性を有する積層ゴム支承の力学挙動解明と実現化」(東京都市大学研究開発チーム)ほか、5作品が受賞

       
免震建築物概要
建物総数 (1983-2007) 2000
集合住宅 45%=980
病院 13%=290
高層免震 8%=180
戸建住宅 3000

「免震構造」の適正な普及を図るための調査研究をはじめ、技術向上推進や情報交流を行う社団法人日本免震構造協会(略称・JSSI、事務局・東京都渋谷区、西川孝夫会長)が主催する、「第10回日本免震構造協会賞」が先に発表され、選考の結果、技術賞に日本大学の石丸辰治前教授(現i2S2技術顧問)・清水建設「日本大学理工学部駿河台校舎5号館の免震レトロフィット」のほか▽同特別賞=東京都市大学研究開発チーム「高い座屈安定性を有する積層ゴム支承の力学挙動解明と実現化」▽作品賞=竹中工務店「シスメックステクノパークR&Dタワー」、高宮学園・大成建設「代々木ゼミナール本部校代ゼミタワー」、木津川市・日建設計・三井住友建設「木津川市庁舎」、慶應義塾大学、環境デザイン研究所・三菱地所設計・金箔構造設計事務所「慶應義塾日吉キャンパス協生館」▽同・啓発普及功績賞=奥村組「奥村記念館」が受賞。今回は技術賞3件、作品賞11件の応募(功労賞応募はなし)があり、河村壮一表彰委員長(大成建設顧問)以下8人の委員会で厳正に審査し、授賞対象者を決定した。

なお、賞発表日に開催した記者懇談会の席上、西川会長は「当協会は免震構造の適正な普及を図ると共に、確実な耐震技術の発展と安全で良質な建築物の整備貢献を目的に1993年に設立。今年で丸15年を迎え、創立10周年に引き続き記念事業として講習会、市民イベントや国際アイデアコンペなど今秋終了を目途に実施してきています。世界の地震エネルギーの4分の1から5分の1は日本に関係していると言われるなか、4、5年に一度被害地震が発生するものの、場所を限定した場合、100年に一度、何十年に一度しか発生しないと捉われがちのため地震の怖さが伝わり難く、地震対策に有効な免震構造の採用は着実に伸長するも、爆発的な普及に至っていなのが現状です。今後も免震・制震構造がいかに有効かを普及啓発していきます」と挨拶。

その後、可児長英専務理事が同協会活動として「免震構造技術の設計への啓発などが主な役割で、学識経験者、設計者、設計事務所や建設業などを会員に93年に第1正会員(企業等)56社、第2正会員(学術者等)28名でスタート後、性能評価指定機関に認定された後、学術者の加入が増え現在は第2正会員が170名、第1正会員も97社に増員されました。一方、性能評価事業や技術者認定事業などを実施してきており、今年度は創立15周年事業(見学講習会、国際シンポジウム、調査研究支援、記念特集号)、性能評価業務、技術者認定事業、研究助成・表彰事業、免震構造・免震部材、制震構造・制震部材に関する調査研究、免震・制震建築物の普及推進、国際交流などを実施するほか、初となる"免震建物の耐火設計ガイドブック"など書籍類なども発行していく計画」と解説。その後、河村表彰委員長が今回の協会賞受賞作品について解説した。

(2009年6月10日発行号より)

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