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連載コラム

国内初、申請なしで警察へ「110番非常通知装置」

[ 2009年8月25日 ]

ビケン110システム(群馬県高崎市、柳町豊CEO・防犯設備士)はこの程、コンビニ、店舗や現金輸送車などが犯罪に巻き込まれた際、警察へ通報・助けを呼べる「警察直通110番非常通報装置(TPC-110)」を開発した。自動音声通報装置で受話器のない単なるスピーカーホンの電話機のため、警察への申請が不必要なほか、内蔵スピーカーとマイクにより現場との通話も可能なハンズフリー型(特許申請済み)で、設置場所を選ばないどこにでも設置できる国内初のシステム。9月中旬から直販のほか、代理店経由で全国発売する。

ビケン110システム

今回開発した「警察直通110番非常通報装置」は、コンビニ・スーパー、店舗、飲食店、景品交換所、住宅やタクシーなどで強盗犯罪、殺人事件、喧嘩といった非常事態が発生した際、非常用ボタンを押すだけであらかじめ設定した録音データが作動し、「ピーピーピー、非常通報、非常通報、コンビニ強盗です。助けてください。こちらは○○市○○町1-、コンビニ○○店です」といった音声メッセージが公衆回線を通じて110番通信指令センターへ自動通報できる。また、本体に内蔵されたスピーカーホンが同時にONになるためフリーハンドで現場の状況が伝わるほか警察との通話も可能。さらに警察官が犯人に呼びかけることもできる"優れものの通信システム"。録音設定は設置場所により、自由に変更可能。また、タクシー・バス・自動車・船舶といった移動体の場合には携帯電話(GPS搭載型)にあらかじめ接続しておき、非常ボタンを押すことで警察に通報できるほか、警察側に現場の位置情報も伝えられる。

設置は一般住宅・マンション(共有フロア)や店舗・移動体で対応できるほか、高齢社会を迎えた今日、高齢者の独り暮らし・寝たきりによる救急事態での救急要請(119番通報)も設定可能という。

なお、同時発売の日本初「学校専用110番非常通報装置(TPC-110S。警察への申請必要・特許申請済み)も開発・発売。今まで学校では金融機関用通報装置を設置していたが、学校では侵入事件などが発生した場合、危険情報を校内に知らせることが大事。本機はボタンを押すと警察への通報と同時に放送設備を起動させ非常用校内放送を流す。このことにより、事件発生時の初動体制に大きな効果を発揮する。一般用本体はオープン価格ながら非常用ボタンのセットで30~35万円(保守管理費月額5000円)。オプションで追加非常用ボタンは5ヵ所まで可能。9月中旬から直販、代理店販売を開始する。

(2009年8月25日発行号より)

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