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連載コラム

ラピスキャン社の日本総代理販売権、取得

[ 2009年10月19日 ]

液体爆発物検査可能「620DVAT」や大型X線検査装置等、販売攻勢<全日空商事>

 ラピスキャンのX線検査機「620DVAT」
ラピスキャンのX線検査機「620DVAT」

全日空商事(東京都港区東新橋、中野雅男社長、担当は機械部セキュリティ機器プロジェクト)は、米国・セキュリティ機器販売大手・ラピスキャンのX線検査機における日本総代理販売権を取得した。空港などの手荷物検査で今後導入が見込まれる、液体性爆発物等の脅威物検査が可能な「620DVAT」を空港はじめ、政府機関、企業などに積極的に販売していく。更に、特に税関における輸出物の危険物検査や禁輸品の検査で威力を発揮する大型X線検査装置も新規・更新時に応札参加する。このほか、荷物を高速スキャンし、3D画面で表示できる新機種「RTT」も、来年以降販売する予定。

主力製品となるX線液体性爆発物検査装置「620DVAT」は、空港セキュリティ検査機器の世界基準といえる米・TSAから300台の受注を受け、使用されているハイグレード機種。鞄の中が散乱、あるいは密集した梱包状態でも、(TSA承認では次世代機器の条件である)Dual View検知仕様を搭載、二つの検知器により、脅威物を正確な形状と位置、及び数や性質までも鮮明な画像表示と画像解析で映像化する。しかも、鉄板透過率は35㎜、鉄板解析度が40AWG。また、検査スピードは0.2m/秒、つまり、1時間当たり400~500バッグの検査ができ、更にトンネルサイズは640㎜×430㎜とコンパクトなため、低重量、かつ小さな足場確保で設置可能。また、運用は通常のパソコン同様、Windows XPプラットフォームを採用しているため、起動時間は短く、しかも、IPアドレスを使用した高度なネットワーク化を構築できるのも、他社メーカーとの最大の差別化・有意性。

この「620DV」機能に液体性爆発物の検出機能(ソフトウエアシステム)を搭載したのが、同社のフラッグシップモデルでハイグレード機種となる「620DVAT」。国内ではスミス・ハイマンが販売する「HI-SCAN 6040 aTiX」と対抗する。

このほか、税関が実施する輸出入貨物を対象とした危険物・禁輸品検査に威力を発揮する大型X線検査装置も新規・更新案件時に積極的に応札参加する。また、ラピ社では荷物を高速でスキャンし、3D画面で表示できる「RTT」の開発を進めており、来年以降の販売を計画中。従来のCT機に比べ、1時間当たりの処理能力が1500~1800バッグと、4、5倍に増力するほか、ランニングコスト削減も可能となる次世代機種。

一方、販売したX線検査機器の保守・メンテナンスは、航空保安・警備も行うグループパートナー企業のスカイビルサービス(東京都大田区)が担当する。

なお、ラピ社はアメリカOSIグループに所属するラピスキャンシステムズの製品を、1993年以来、世界100ヵ国の空港、政府及び企業建物内、更生施設・刑務所、軍隊区域、海港及び国境検問所等にX線検査装置などセキュリティ機器を7万台以上販売している。

(2009年10月10日発行号より)

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